コモチマンネングサ

子持ち万年草 ベンケイソウ科マンネングサ属 越年草 花期:4〜6月
2005/06/05 広島県古川河川敷で撮影
2005/06/05 広島県古川河川敷で撮影
本州から南西諸島、朝鮮・中国に分布する多肉植物。
マンネングサとは名前が付いているが、秋に芽生え、初夏に開花して終わる越年草である。乾燥した路傍、荒れ地、花壇などに生育する。多肉植物であるので根は貧弱で抜きやすいが、葉腋に無性芽(むかご)を形成し、これが離れて落下して繁殖するので、すぐに新しい個体が再生してくる。春には伸び上がって低い草を覆うほどになり、結構やっかいな雑草である。
芽生えたときには葉が広く、コモチマンネングサとは思えない。根元から枝分かれし、地面に広がっている。ハコベの仲間と区別しにくいが、無毛であること、葉が厚い点や茎との付着の様が特有なので、区別が可能である。
マンネングサの仲間
特徴
コモチマンネングサ 対生 葉腋にムカゴが出来る
ツルマンネングサ 3枚輪生 葉が太い 町に多い帰化植物
メキシコマンネングサ 花茎互生・無花茎4枚輪生 1枝に7〜8個の花が咲く
マルバマンネングサ 対生 山に多く葉が丸く扁平
オノマンネングサ 3枚輪生
メノマンネングサ 互生  葉は円柱形
ヒメレンゲ 葉は肉厚扁平 小さい根生葉がある
タイトゴメ 海辺に多い 米粒のような葉
オカタイトゴメ タイトゴメより全体が小形で葉がやや角張っている